オペ室ナースの勉強blog

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血栓症の試験問題は簡単そうで意外と悩む

今日は整形の人工関節のオペで、抗血小板薬も休薬してトランサミンも持続でいって駆血もしてたので、血栓症のリスクが高い状態でした。


ということで今日は血栓症について勉強したいと思います( ˙ᵕ˙ )



まず1問目

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これは長時間手術以外の選択肢はないですよね〜

簡単!たまにはこういうサービス問題がないとやる気出ません(笑)

でも簡単簡単と思っててもたまにややこしい問題が出てきます。

血栓症のリスク分類は覚えないとですね。

これは過去問に出てきてます。


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がんがハイリスクっていうのが狙われやすい気がする。





さてさて次の問題


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リスク分類におけるDVT予防法、これも丸覚えしましょ〜。

簡単そうに見えて意外と悩むんですよ…


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低リスク群は早期離床が〇ですね!





その流れでさらにレベルアップ。


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血栓症の問題でちょくちょく見かける、抗リン脂質抗体症候群ってご存知ですか?

SLEの患者さんの10-20%に合併するそうですが、(文献によっては半数とも)原発性も多いみたいです。

自己抗体が血栓症をひき起こす機序としては以下のように考えられている。血管内で容易に血栓が形成されないようにリン脂質依存性凝固反応を抑制しているβ2-GPⅠ(glycoproteinⅠ)をこれらの抗体が阻害する、血管内皮細胞のヘパラン硫酸やトロンボモジュリンに作用し血管内皮障害を引き起こす、血管内皮細胞からのプロスタグランジン産生を障害し血管拡張を妨害する、プロテインCの活性化を阻害する、などが考えられている。



↑阪大のサイトからお借りしました。

要するに自己抗体によって血液がドロドロになって、血管も狭くなって、血栓症になりやすくなる、ってことで(雑!)


正解は1.4でした( ˙ᵕ˙ )

覚えましょう〜!





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