腎血流量の自動調節とは?CKDのステージ分類も覚えよう
今回は腎臓、腎疾患について学んでいきましょう!
ちょっと話がそれますが
今日は、早朝にこどもに久しぶりにおもらしされて
めっちゃ落ち込んでます。
冬になったから温かい毛布生地の敷布団カバーに変えたらこれですよ。
気持ちいいから二度寝しちゃうのよね。
二度寝するのが恒例になりすぎて
本当に起きたい時間の30分前に、二度寝のためのアラームをちゃんとセットしてますよ。
それはさておき、こどもも恥ずかしいからか申し訳ないからか泣いちゃってね…
「大丈夫大丈夫
これからは寝る前に忘れずトイレ行こうね〜
おじさん(私の弟)は小6までおもらししてたけど
立派にしっかりした大人になったよ〜」
って優しく言っておきましたよ。
何の話やねん!!
もはや恒例になりつつあるどうでもいい話でした。
今日はおもらしから転じて
尿、腎臓の勉強をしていきたいと思います!
過去問
まずは過去問を解いてみましょう。
145で答えはCです。
解説しながら学んでいきましょう!
腎臓の働き、ホルモンなど
①腎臓はエリスロポイエチン(エリスロポエチンでもOK)を分泌しています。
そんなのあったよなーって感じですか?あったんですよー
赤血球の産生を促進するホルモンですね。
慢性腎不全で腎性貧血になるのはそのホルモンが減少するからなんですね〜
腎臓の働きは、
⒈体液量と体液水分の調節
⒉酸塩基平衡
⒊解毒および老廃物質の排泄
⒋レニンの生成
⒌内分泌代謝作用(エリスロポエチンの分泌、ビタミンDの転換、カルシウムやリンの調節)
などです。(まんまテキストコピりました。)
ひとつひとつ解説していきたいけど、また今度にします〜
腎血流量と自動調節能
②腎血流。心拍出量の何%だと思いますか?
なんと、20~30%もあるんですよ〜
でも問題文の50%はさすがに多すぎですね(笑)
肝臓が僅差で1位ですけど、それだけ血流量の多い臓器なんですね〜
とっても大事な仕事を担う臓器なので、腎血流の自動調節機能があるんです
体血圧が80-180mmHgの範囲では腎血流と糸球体濾過率(GFR)が一定に保たれます
逆にいうと血圧が低下して自動調節の範囲を外れると
尿が少なくなることもあるわけです。
BUNとGFRの関係
③血中尿素窒素(BUN)は糸球体濾過率(GFR)を反映します。
BUNの基準値覚えてますか?
10-20mg/dLですよ〜(文献によっては8-22とか色々ですが)
糸球体濾過率が低下すると、基本的にBUNは上昇します。
ただ反映しない例外もあります。
BUNは腎機能低下のほかに、高タンパク食、感染などの異化亢進状態、
消化管出血、脱水などで上昇します。
高齢者で低タンパク食の場合、GFRが低下してもBUNは上昇しません。
原尿はどのくらい?
⑤これも文の通りで、糸球体で一日に約180Lの原尿(濾液)が生成されます。
180Lが再吸収されて1Lになるんですよ
めっちゃすごくないですか?
総血液量でも体重50kgなら約3.5Lですよ
何回再吸収されてるねん。
ついでにその他の基準値振り返り
血清クレアチニンは0.7-1.5mg/dL
早期の障害では上昇せず、GFRが約30mL/minから低下します。
男性が95-140mL/min、女性が85-125mL/min
も覚えときましょ〜
慢性腎疾患(CKD)のステージ分類
CKDのステージ分類って覚えてますか?
ちなみにGFRの正常値は約125mL/minです。
ステージ3は脱水や低血圧、NSAIDsの投与に注意します。
これらが腎機能の悪化につながるためです。
ステージ4以上になると乏尿となり
心血管系の合併症(心不全など)や貧血が強くなります。
また腎排泄性の薬剤の投与量や投与感覚の調整が必要となります。
術前の透析が必要になることもあります。
↓画像はこのサイトからお借りしました。
今日もぎっしりでした!
おもらしされるとついため息をついてしまいますが
尿が出るだけでありがたいと思わないとですね〜
ポジティブに生きたいものですね。
今日はここまでー✨